sontixyou blog

技術まわり、ガジェット関連について

身の回りのRust

背景

2023~2024年の3月にかけて、自分の身の回りでRustで作られているツールが増えていると感じている。
自分が使っているツールの中でもRustで作られているものがある。これらのツールをまとめたことがなかったため、まとめる。

身の回りのRust

Ruby

RubyはJust-In-Time(JITコンパイラという機能を備えており、その中でもYJITがRustによって実装されている。

CLI

lsコマンド

今までは、Mac標準のlsコマンドを使用していた。そこから、lsdへ切り替えた。

github.com

grepコマンド

今までは、Mac標準のgrepコマンドを使用していた。そこから、ripgrepへ切り替えた。

標準のgrepコマンドより高速に動くので、とてもいい。また、Neovimで使用しているプラグインでも活用しているため、このツールは欠かせない。

github.com

ターミナルエミュレーター

私は、2年前ほどからweztermというターミナルエミュレーターを使用しています。 weztermは日本語を正常に入力できて、表示できるのでとても良いです。

github.com

プロンプト

シェルのプロンプトをカスタマイズするものとして、starshipを使用しています。

github.com

最後に

仕事で使っている言語からツールまでの各所で、私はRustのお世話になっていました。こんな状態なので、そろそろRustを使えるようになる必要があるのかなぁと考えたりしています。

Active Recordのカラムの暗号化でソートできずにハマった

背景

記事のタイトルを保存するtitleカラムがあるとします。このtitleカラムは、記事一覧ページでtitleの並び替え機能があるとします。
あるとき、Railsで文字列を保存するtitleカラムを暗号化しようと話題が出ました。

カラムの暗号化

Railsには、2種類の暗号化が用意されています。

カラムを並び替えしたい

以下のレコードをencrypted_titleカラムを指定して、並び替えしたいとします。

mysql> select id, encrypted_title, title from posts;
+----+--------------------------------------------------------------------------------------------+---------+
| id | encrypted_title                                                                          | titile |
+----+--------------------------------------------------------------------------------------------+---------+
| 38 | {"p":"PCAd","h":{"iv":"0/OwqRAVpqf4HXBP","at":"CgzTlnJnc89XS+alEZ3G7Q=="}}                 | 123     |
| 46 | {"p":"PCAd","h":{"iv":"0/OwqRAVpqf4HZGE","at":"CgzTlnJnc89XS+alEZ3G7Q=="}}                 | あかさたな     |
| 47 | {"p":"PCAd","h":{"iv":"0/OwqRAVpqf4HABC","at":"CgzTlnJnc89XS+alEZ3G7Q=="}}                 | 一覧     |
| 48 | {"p":"PCAd","h":{"iv":"0/OwqRAVpqf4HABC","at":"CgzTlnJnc89XS+alEZ3G7Q=="}}                 | 一蘭     |
+----+--------------------------------------------------------------------------------------------+---------+

普段なら、次のようなコードで並び替えをします。

Post.all.order(encrypted_title: :desc) # titleカラムを降順で並び替えた結果と同じになってほしい。

このコードを実行しても、titleカラムを降順で並び替えた結果と同じにはなりません。
なぜなら、encrypted_titleの暗号化された文字列で並び替えをされてしまうため。上のコードを実行したタイミングでは、encrypted_titileは復号化されていません。。。

並び替えするには。。。

次のようなコードを実行する必要があります。自分が求めている並び替えをSQLでできないため、Rubyの世界で並び替えをやります。

Post.all.sort_by { |p| p.encrypted_title }

しかし、この手法にはパフォーマンス悪化の懸念があります。 例えば、postsテーブルに10万件レコードあるとき、Rubyの世界での並び替えはSQLでの並び替えより速度が劣るはず。
なので、どうしようもないときの最終手段で用いたほうがいいと考えています。

最後に

今までカラムの暗号化するのは、センシティブな情報を含むパスワード等しかやったことがなかったです。
今回の事例で暗号化の理解や並び替えについての知識を身につけられたのはよかよかです!

Neovimにtypoを検知する仕組みを追加した

背景

Neovimには、デフォルトでスペルチェックする機能があります。
しかし、このスペルチェックはマークダウンファイルに対しては有効ですが、コード内の英単語をチェックしてくれません。
そこでコード内の英単語もスペルチェックしてくれる仕組みを導入することにしました。

typoを検知する仕組みをどうやるか調査

Neovimで使用できるプラグインを探すところからです。
私が探した結果は選択肢は2つありました。

① 次のプラグインを導入すること github.com

② LSPを利用して、typoを検知する ※ LSPの設定が必要 github.com

私のNeovimの設定では、Masonプラグインを既に利用していました。 さらに、LSPを利用してtypo検知できたほうが作業しやすそうな気がしたので、②を採用しました。

導入

Neovim上で次のコマンドを実行するだけです。

:MasonInstall typos-lsp

ここのページのコマンドを参考にしました。

mason-registry.dev

動作確認

canceledのつづりを間違えると、次のように指摘してくれます。やったぜ🎉

最後に

さらば、すべてのtypoよ!!!!!!

イタリア語の学習を始めた

背景

2024/09にイタリアへ行く予定を立てた。 学習のモチベは、イタリアの現地人の方と簡単なコミュニケーションを取れると、旅も楽しくなると思ったから。

目標

  • レストランで注文できる
    • おすすめの品とか聞けると最高
  • 市場で話しながら買い物できる

どうやって学習するか

YouTubeの以下の動画を見ながら、発音真似ている。 https://m.youtube.com/playlist?list=PLUcDBadaP5IUJYW6qn2jTH0Ik2EMvAPze

一通り見たら、単語を覚えつつ、文章作りたい。 イタリア語で簡単なブログを書きたい。

開発環境ソフト編 2023

2023年で使用していたソフトウェアをずらずら書いていく。

ソフト

ブラウザ

Brave

あらゆる広告を非表示士にしてくれるため、プライベートでは、いつも使っている。 https://brave.com/ja/

ブラウザ拡張機能

GraphQL Network Inspector

https://chromewebstore.google.com/detail/graphql-network-inspector/ndlbedplllcgconngcnfmkadhokfaaln?hl=en-GB&pli=1

普段の開発では、GraphQLを使用している。 Chromeの標準のネットワーク検証機能では、リクエストとレスポンスの中身を見ることが手間だった。 この拡張機能を導入したことで、リクエストとレスポンスの中身を簡単に見ることができるため、作業が捗る。

Wappalyzer

https://chromewebstore.google.com/detail/wappalyzer-technology-pro/gppongmhjkpfnbhagpmjfkannfbllamg

はじめて訪れたサイトでは、どんなフレームワークや言語を使って実装されているのか気になるので、入れている。

エディタ

VSCode

https://code.visualstudio.com/

Github copilot chatを使うための専用機になっている。また、デフォルトの状態である程度使えるかつマークダウンのプレビュー機能があったりと重宝している。

Neovim

https://neovim.io/

普段使うエディタは、Neovim。Vimと違い、デフォルトで言語サーバーと通信する機能等が同梱されているため、LSPを利用したコード補完を設定することが楽。 また、最近は0から設定するのではなく、lazynvimというプラグインを使って、ある程度の設定を自動で行える仕組みが存在する。結構便利。

ターミナルエミュレータ

Wezterm

https://wezfurlong.org/wezterm/index.html

タブ機能が標準でついてるため、特にカスタマイズしなくても使える。 WeztermとNeovimの設定をLuaで書くことができるため、結構好き。 日本語の入力もちゃんとできることもポイント高い。

シェル

https://www.zsh.org/

zshをずっと使っている。コマンドの補完や入力履歴を辿る等のライブラリが豊富であるため、fishやnushellに乗り換えることは考えていない

フォント

SFMono Square

https://github.com/delphinus/homebrew-sfmono-square

このフォントの特徴が2つある。

  1. 半角2文字の幅と全角1文字の幅が等しく、表示される。
  2. 全角スペースが◯として表示される。コード内に全角スペースがある場合、すぐに気づく事ができる

また、Nerd Fontsに対応しているため、特殊な記号やアイコンも表示できる。

カラースキーム

One Dark

https://github.com/one-dark

基本的にダーク系のカラースキームを好んで使う。 onedarkを2年くらい続けている。 時々、カラースキームを変える場合は、capputinoに切り替えることが多い

https://github.com/catppuccin

2024年の目標

2024年の目標を決めていく〜

2023年の振り返りはこちらを参照 → https://sontixyou.com/entry/2023/12/21/215413

日頃仕事していると自分のスキルをもっと上げて、プロダクト開発へ活かしていきたいと痛感する一年でもあった。なので、そのあたりを深掘りながら、来年の目標を決めていきたい。

自分のスキルを上げるために

以下のあたりがもっと欲しいスキルであったりする。

  • システムの設計力
  • 仕様を把握できる力
  • 素早く実装できる力
  • 自分が関わるプロダクトのドメイン知識を増やしたい

これらの4つのスキルを伸ばしていくためには、どんなことをやる必要があるのか?

システムの設計力

  • テーブル設計について学ぶ
    • テーブル設計に関する本を読む
    • テーブル設計が必要な開発をたくさん行って、場数を踏む
  • システムアーキテクチャについて学ぶ

仕様を把握できる力

  • 自分とチームがスムーズに仕様を固めて、共通認識を持てるようにリードする力をつける
    • 実例マッピング以外にいい方法がある模索していく - ユーザーのどんな課題をどんな手法で解決していくのか。さらに、それをどうやってシステムへ落とし込んでいくのかを決めていく力をつける
    • 仕様把握を素早く行って、実装するまでの時間を縮める
      • 機能の設計から関わるまたは機能を実装途中から合流する場合も含む

素早く実装できる力

  • RailsRubyの知識をたくさん吸収しつつ、アウトプットする
    • Railsガイドを定期的に読み返す
    • なにかしらの自作ライブラリを1つ以上作成する。新しい言語に挑戦したい場合、Rubyでなくてもいい。
    • InteractorやServiceなど、Railsを拡張していく部分について知る。そして実践する
  • SQL周りなど実装に必要な知識を足す
    • 複雑なSQL(select, join, groupなどの複合技のパターン)をスラスラ読めるようになる
      • 読むことに時間がかかるため
  • フロントエンド周りの知識(これは余裕あれば)
    • Reactの記法あたりは読めるようになっておく

自分が関わるプロダクトのドメイン知識を増やす

  • 開発生産性に関する本を読む
    • DevOpsの科学(リピート)
    • etc

スキル以外のこと

旅行編

その他

  • 好きなアーティストのライブ行く
  • 自作キーボードを作る
  • LT登壇する
  • コントリビューション数を10,000 OVERする
  • 吸収した知識や取り組んだことをアウトプットする
    • 2023年の振り返りをやるときに、その年になにをやっていたのか辿るのが大変だった

2023年の振り返り

2023年の月ごとの振り返り

1月

shibuya.rbに初参加! RubyKaigi 2022へ行って以来、Rubyコミュニティに参加できていなかったため。

2月

https://regional.rubykaigi.org/fukuoka03/

RubyKaigi 2022以来、でかいカンファレンスに参加できることが楽しみでウキウキ楽しかった。ここでANDPADの方と話して、転職しよと決断した。

3月

転職活動をメインにやっていた。働きながら、転職活動をするのは大変だった。しかし、前回の転職時も同じよう感じだったので、そこまで苦ではなかった。

4月

転職先が決まったので、そのときに働いている場所での引き継ぎ作業なんやらやっていた。

5月

ファインディ株式会社へ転職した。

GW開けに、RubyKaigi2023へ参加した。昨年、会ったRubyistや福岡でお会いした方とも再開できて、うれしみ。

また、コロナ明けで通常営業のRubyKaigiであったため、大規模であったし、Drinkupも最高だった。

新しい技術とプロダクトキャッチアップがとても大変な月だった。これは、9月くらいまで続く。がんばった、わし偉い。

6月

2回目のshibuya.rbに参加した。

人生で初LT登壇した。Neovimについて話した。初めてにしては、よくできたんでは?と思っている。

https://findy.connpass.com/event/283154/

7月

コロナがだいぶ落ち着いたこともあって、本格的に旅行したい気持ちが強くなったので、旅行リハビリがてら台湾へ2泊3日行ってきた。 台湾は5年ぶり2回目だが、とても楽しめた。

8月

仕事に忙殺かつお盆もあり、旅行は行かなかった。

9月

メタルギアコンサートが開催されると聞いて、参加してきた。 とても大満足なコンサートであった。

10月

仕事に忙殺されながら、月末に感染性大腸炎になって大変だった。 人生初MRIや直腸検査、内視鏡検査など自分が知らない世界を多く体験した付きだった。

なんとか回復したので、月末からイギリス旅行に行った。初の英語圏の国で乗り継ぎもはじめてで、終始楽しい旅であった。機会作って、また行きたい。次回は健康体でパブでビールをがぶがぶ飲みたい。

11月

私が携わっているFindy Team+がRuby Bizグランプリに受賞したため、その表彰式のために島根へ行ってきた。初島根だった。

さらに、表彰式の翌日はRubyWorldConferenceが開催されるため、そちらも参加してきた。RubyKaigiでは会えないような企業の方と会うことができて、とても良かった。

12月

VSCodeをメインに使ってきたが、Neovimへまたカムバックした。 VSCodeで使用していた拡張機能が安定していなかったため、Neovimへカムバックした背景がある。

2023年に決めた目標の進捗度合い

5月にRubyKaigiへ参加した後に、2つの目標を立てた。これらの進捗を振り返ってみよう

  • 英語力の底上げ 特にスピーキング
  • OSSコントリビュート
    • 目指せ5個

英語力の底上げ

正直な話、あまりできていない。イギリスへ旅行したときに、あまり意思疎通できていなかったため、とても悔しい思いをしたので、もっと底上げできるようにしたい

OSSコントリビュート

こっちは、進捗あった。7件PRがマージされたので、よしよしだと思う。 ほとんど、ドキュメント修正だったが、1件だけコード修正したものがあった。それが一番上にあるPR。普段使っているNeovimプラグインに対して、貢献できたのは自分の中では、とても大きいこと!偉い

https://github.com/nvim-pack/nvim-spectre/pull/192

https://github.com/yytypescript/book/pull/756

https://github.com/railsgirls-jp/railsgirls.jp/pull/694

https://github.com/railsgirls-jp/railsgirls.jp/pull/677

https://github.com/railsgirls-jp/railsgirls.jp/pull/703

https://github.com/railsgirls-jp/railsgirls.jp/pull/706

https://github.com/virtualshield/rails-graphql/pull/28

https://github.com/zed-industries/community/issues/1701

最後に

2023年は、転職したり、OSSコントリビュートや海外旅行など楽しい一年だった。 だけど、日頃仕事していると自分のスキルをもっと上げて、プロダクト開発へ活かしていきたいと痛感する一年でもあった。なので、そのあたりを深掘りながら、来年の目標を決めていきたい。